電子書籍が主流となりつつある現代で、紙ベースでも売上が伸び続けているジャンルがあります。
それは『絵本』
・統計を取り始めた2011年に299億円だった絵本市場は、21年にはおよそ1.2倍の353億円に成長
・インターネットの普及や少子化による雑誌の落ち込みに加え、電子コミックなどの台頭でマイナス成長が続く紙の出版市場の中、20年(330億円)からもおよそ7%拡大
全国出版協会・出版科学研究所(東京)
電子書籍ではなく、本を選ぶ理由
夜の読み聞かせの際に、タブレットでは目や脳に良くない(気がする)・・・
タブレットが壊れてしまわないか心配になる
テレビやYouTubeを見る機会が多く、本だけでもアナログスタイルで育てたい
手触りなどの感覚や、めくる指先の巧緻運動となる
「本棚から好きなお絵本持ってきて〜」と子どもに選択の機会を与えたい
破れたり書き込んだり、ボロボロになるまで読んだなどの思い出として残る
子どもが複数人の場合、タブレットの取り合いになってしまう
我が家の子どもの本棚
紙の本ではなく、電子書籍を選ぶ理由(実際に購入している家庭のご意見)
・本の持ち運びが一つで済み、場所を取らない
・電子書籍の方が、若干安い
・自動読み聞かせ機能がある書籍も増えてきた
・電子書籍のサブスクも登場
個人的意見
多様性やそれぞれの家庭の価値観を重視し、電子書籍での絵本を読ませている知人のパパ・ママがいる一方
「絵本だけは、電子書籍にして欲しくない」という意見もあります。
ちなみに我が家も、現時点ではタブレットでの視聴は行っていません。
一般的に読み流すにはタブレットで良いけど、読み込んだりするには紙に印刷した文字が良いとされており、個人的にもその意見に同意します。
子どもと一緒にじっくり絵本を読むなら、紙ベースでの絵本が良いのではないでしょうか?
今後は
出版社も利益を考えなくてはなりませんから、絵本を電子書籍で販売する日も遠くはないと思われます。
ただ、紙の絵本がなくなるということはないでしょうし、どこかの研究機関が『紙と電子書籍のどちらで読む方が子どもの教育に良いか』みたいな検証をする可能性も容易に想像がつきます。
そういう私は、教養のため週一冊のペースで紙媒体の読書をしますが、
漫画は電子書籍で毎月3〜4冊程度購入し、月初めに読むのを楽しみに生きています(笑)
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